10月5日 23時大阪発
10月6日 平湯04:00→上高地06:00→徳沢07:40→新村橋08:15→
中又白谷取り付き09:00→F8/14:20→奥又白池20:00着
10月7日 出発07:00→09:30前穂山頂→岳沢12:30
10月8日 出発07:00→上高地8:20→大阪18:00
メンバー:森田CL 中嶋SL
松田 新谷 小林 迫間
10月5日
23:00 新大阪発
東京出張帰りの新谷さんは、スーツケース持参で登場。おつかれさまです。
運転は、中嶋さん、松田さん、新谷さん。
わたし(迫間)はほとんど寝ていました。運転ありがとうございました。
10月6日 曇りのち雪
04:00 平湯着
駐車場は大混雑の様子。
朝一のバスは絶対無理だろうと思っていたが、
松田さんがタクシー会社と交渉し、上高地まで往復タクシーを利用することを条件で、
車を停めさせてもらう。
穂高を縦走する椿尾さん夫婦と合流し、一緒にタクシーで上高地へ向かう。
06:00 上高地着
予想通りすごい人でしたが、タクシーのおかげで予定より早く上高地に着くことができた。
椿尾さん夫婦とはここで別れ、7日に岳沢で集合の予定。
気温はおそらく10℃くらい。
天気はどんよりとした曇り。(予報では晴ときどき曇だったのに・・)
08:15 新村橋通過
渡ってすぐ左手にある沢を、登って行く。
40分ほどで、中又白谷取り付き着。
左に雪渓が少し残っている。
右手の草付きを、中嶋さんがトップで登る。
見た目はたいしたことなさそうだったけど、登ると滑るのなんのって。
草を掴みながら登るが、殆どの草が既に抜けていた。
2ピッチで、やっと草付きを抜ける。(ここで約2時間)
F3? チョックストーンは、右手の岩の下を抜けて登った。(残置があった)
F7? 左へ、草付きと土のトラバース。
松田さんが確保し、中嶋さんがトップ。
トラバースの後、スラブ帯を少し登る。
14:20 核心部である、F8
トップで登る中嶋さん。
岩がそうとうモロいようで、何度も落石があった。
「残置ぜんぜんあらへん!」と言いながら、支点なしで15mほど登る。
さすがにそろそろ・・と思っても、ハーケンはきかず、カーン・カン・コン・コン・コン・・・という音が響き渡る。
やっと見つけたリングボルトは、「割れてる〜!」と叫んでいた。
見ているのもヒヤヒヤ。
途中でザックをデポし、登りきった中嶋さん!!
さすがです。
わたしは、途中でザックをあげてもらい、空身でトップロープ状態で登りました。
お姫様登攀ですかね・・すみません。。
F8抜けたところからの景色。すでに16:40。
14:20から取り付き、全員が抜けるまでに2時間ちょいかかった。
森田会長が、「そろそろヘッドランプの準備しとけよ〜」と。
遠くに常念岳が見えてます。
そこからしばらく登るとスラブ帯に出た。
だんだん暗くなってきて、ヘッドランプ着用。(日の入17:20)
そんな難しい壁ではなかったようだけど、落ちたらヒューーーーーーンってところ
なので、『確保なし、暗い』っていうだけで、けっこうなプレッシャーになって
しまいました。
そんなわたしに対し、
ザックを上げてくれたり、お助けロープだしてくれたり、
先に登って持つところや足を置くところを指示してくれたり、
みなさん、サポートしてくれました。感謝です。
19:00 ついに雪がチラチラし始めた。
が、興奮してるからか、そんなに寒く感じない。
「このあたりでビバーグするか?」という話も出たが、
「しかしここは危険や」
とかなんとか言いながら、もうしばらく登ると、
一番前を歩いていた中嶋さんが振り返り、「着いた♥」と一言。
うれしい!
20:00 奥又白池着。
雪がチラチラしていた。
急いでツェルトを張り、ご飯を食べて寝ました。
夜はずっと小雨でした。
10月7日 雲り時々晴
05:30 起床
雨やんでます!
紅葉きれい!!明神岳に雪ついてる!
07:00 出発。
当初の計画では、ここから北尾根で前穂に登る予定でしたが、
混雑を予想し、A沢から前穂に登ることに。
だんだんバレ場にかわる。
足場はどんどん崩れていくけど、大きな落石にはならない程度の傾斜。
ガレ場を登り詰めていく。下に奥又白池が見えます。
09:30 前穂山頂
ここまでくると、一般登山の人にも会う。
でも、3連休なのに思ったほど多くない。
聞くと、稜線で雪が積もったため「アイゼンのない人は山に登らないように」と
言われたそうです。
しかもアイゼンもきかない雪なので、多くの人が下山したんだとか。
岳沢で集合予定だった椿尾さんも、下ったとのこと。
森田会長が「まだ時間早いから、奥穂〜ジャンダルム〜天狗沢〜岳沢いく」と。
わたしは、下りのふんばりがきかなくなり、天狗沢の下りまで体力持たなさそうだから
「先に岳沢行って待っててもいいですか?」ときくと、
「オレも」「わしも」と、
森田会長、中嶋さん、小林さんが付き合ってくれました。(笑?)
松田さん、新谷さんは、ジャンダルムへ。
12:30 岳沢着
ちょっと上は、すっかりガスの中。
岳沢は、もっと混雑してるかと思ってたけど、そうでもなかった。
しかし小屋(トイレ)が遠いのが難。
それから4人で小屋へ行き、ビールで乾杯。
私以外の3人はよく飲むので(!)日本酒くぴくぴやってました。
5時前、松田さん新谷さんが岳沢着。
「なんも見えへんかった」らしいけど、まだまだ元気いっぱいでした!
その後テン場に戻り、ご飯食べてたら、横のテントの人達が、
「これから宴会やるので騒がしくなりますがすみません。よかったら参加してください」
えっと、それって、うるさくなることは決定事項なんですか・・?
その後、山の歌が。
それがなかなかいい歌声で、聞き入ってしまいました。
「アルプス一万尺」や、山の男がどうのこうの〜♪ジャンダルム〜♪
テントが隣だったので、会話も丸聞こえでした。
山の歌が終わった後は、歌謡曲がスタート。
歌詞カードも持参していたようで、「はい3ページ、翼をください!」とか、
いつも山で歌ってるんでしょうね。
だんだんお酒が回ってきたようで、声も大きくなってきた。
ウトウトしてたころに、誰かが下山してきた(たぶん20時前)
「小屋どこですか?わからないんです!!!」
「○○さん!○○さん!こっちこっち!!!」大声で女性。
「小屋まで案内しましょうか〜?」と、大声で答える男性。
嵐が去り、またウトウトしてたら、また別の男性が下山してきて、
そしたらお酒の回ってる人が、
「ひゅー!お疲れさん!」
「どこ登っとったの?」
下山者は、静かな声で回答したあと、小屋の方へ。
奥又から北尾根に行ってたそうです。
その後宴会はお開きになったが、テントの中で「カレー食うかな?」と、まだ騒いでいる。
21時頃、
「いい加減にしてください!もう9時ですよ!」
と、他の方に注意されてました。
静かになった後は、そのまま朝までぐっすり眠りました。
10月8日 快晴
ツェルト凍ってました。
奥又よりも、夜は冷えたようです。
07:00出発
超快晴!
↓岳沢から見えた乗鞍岳
08:20 上高地着
タクシーで平湯へ。
バスターミナルの上の、アルプス街道平湯で汗を流しました。
お昼に平湯を出発し、新大阪には18時着。
渋滞にはあまりひっかかりませんでした。
帰りの運転も、中嶋さん、松田さん、新谷さんでした。ありがとうございました。
まだまだ自分の力不足を実感しました。
みなさんのサポート、ありがとうございました。
これからはもっとがんばります!
文章/迫間