八ヶ岳 阿弥陀北稜、赤岳主稜

日付:2013/02/112013/2/13

メンバ−:椿尾・小林・迫間・深美

 

2/8(金)

2300 江坂で全員集合し、八ヶ岳へ出発。

 

2/9(土)

6:00 美濃戸駐車場手前の道がカチカチに凍っており、タイヤが空回りしながらもなんとか到着。

府岳連やYMCAなどの団体が大型バスで次々とやって来て、山小屋周辺はたくさんの人でにぎわっている。

中には講師として参加している森田会長の姿も。

 

10:30 行者小屋に到着。

ここまでワカンもアイゼンも必要なかったが、だらだらした上りが長くて結構疲れた。

気温は-17度と寒いものの天気は快晴で青空が眩しい。

すでにテントがいっぱい張ってあり、自分たちも場所を探し寝場所を確保。

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1150 阿弥陀北稜へ向けて出発

赤岳へ向かう道を右へ折れ、ジャンクションピークへ。

天気もよく景色がいいので気持ちいい。

 

1315 阿弥陀北稜取り付き到着

先行していたグループの高橋さん(?)が「これ、わからんわー」を連呼し、取り付きでかなり苦戦している様子。

その姿を見てたらちょっと不安になってくる。

ペアは椿尾・深美、小林・迫間で組むことになった。

 

1P 椿尾さんリードで難なく登っていく。

   しかし深美が8の字できなかったり確保をちゃんとしてなかったりと痛恨のミスを連発。

   ロープやカラビナの処理に時間をとられる。

2P ナイフリッジはかなり高度感がありスリル満点。

3P 緩やかな雪の斜面をコンテで頂上まで(1515)。富士山がきれいに見えてほんとに景色がよかった。

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赤岳へ続く一般道を下り、コルを左手に折れテントまで戻る。

レンタカーであまり寝ていないのもあり、夜はみんな疲れている様子。

椿尾さんは風邪でつらそう。みんなそうそうに就寝。

 

2/10(日)

5:00 起床

730 赤岳主稜に向けて出発

8時過ぎには取り付き手前のトラバース地点へ到着するが、先が混んでいるので待機。

風が強くて寒い中、1時間以上待つことになる。

 

1P チョックストーンを越えていく、出だしが手強い。

2P4P 相変わらずロープの処理にてこずる、先行する5人組が遅くところどころで待たされる。

5P 先行の5人組は右手から巻いていったが、そのうちの一人が「直登できるよー。」とアドバイスをくれたのを信じて直登する道を選ぶ。小林さんは脇目も振らず右へ巻くルートへ。

しかし直登ルートは厳しく、セカンドの深美は落ちてしまう。

どうにも手がかりがなく気持ちだけ焦ってしまい、時間が過ぎていく。

落ち着きを取り戻しなんとか登りきることができたけど正直もう無理かと思った。

6P9P? 途中、不注意でルベルソを落としてしまう。

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1545 山頂到着

先に着いていた小林さんと迫間さんから1時間近くも遅れての到着。

風の強い中、長いこと待たせて申し訳なかったです。

 

16:50 行者小屋

夕陽が周りの峰々を赤く染めている。

今日の行動の終わりを告げるようで、自然とテントに帰るのが早足になる。

こういうとき豊富な水場が近くにあるのはありがたい。

登れた満足感が大きかったので、晩飯も酒もうまかった。

 

2/11(月)

5:30 起床

余裕があればアイスクライミングをする予定だったが、スルーして帰る。

 

900 美濃戸駐車場着

駐車場の出たとこでワゴン車が横転して、道がふさがっているとの情報。

仕方ないので山小屋の温泉で汗を流して開通するのを待つ。

会長はさっそく日本酒を飲んでいた。レンタカーであることが悔やまれる。

 

昼ご飯は諏訪湖サービスエリアでとんかつ。景色もよくてめっちゃおいしい。

3連休でも渋滞はあまりなくスムーズに大阪へ帰れました。

 

 

<感想>

今回はちゃんとできていないことが多く反省することがたくさんありました。

マルチピッチのクライミングは初めてで、そのシステムの理解や基本的なスキルをもっと向上させないとだめだなと痛感しました。

ただ2本とも登りきれたのが単純にうれしかったし、景色もすばらしかったのですごい充実感がありました。

ロープやカラビナの扱いなどをもっとスムーズにできるようになれば、もっと早く、楽しく登ることができると思うので

基本的なところから頑張っていこうと思います。

今回の山行は色んな点で、いい経験と勉強になりました。

一緒に行った皆さんにはご迷惑をおかけしましたが、楽しかったです。ありがとうございました。

 

文章/深美