荒島岳(標高1523m) 登山
日時 12月30日(月)〜31日(火)
メンバー:松原、中嶋
30日 大阪発14時12分のサンバーバードの中で中嶋さんと待ち合わせをし、新大阪で
中嶋さんと合流、福井に到着16時10分到着、JR越美北線 九頭竜湖行きの電車の電車に乗り
18時08分に勝原の駅に到着。
予定では勝原キャンプ場を使用する予定だったが勝原駅の待合室が立派で大きくトイレ付き、ゴミ箱有りの無人駅だったこともあり、夜はここで寝ることになった。
寝床が決まり、二人で宴会がスタート、宴会では中嶋さんが作るホットワインを美味しくいただくことができた。
そして22時に寝ることになったが待合室の電灯が付いていて、少し寝づらいと思っていたが22時20分に電灯が消え、ベストタイミングで寝ることができた。
31日 4時起床、電灯が消えているのでヘッドランプを使用しインスタントラーメンを作り食べていると朝もベストタイミングで電灯が付き明るい中、朝ごはんを食べることができた。
5時出発、今回の山行では中嶋さんと私のリハビリ山行だったのでゆるい気持ちで
冬の荒島岳に挑むことになったが、これが間違いだった…。
出発後、暗い道をGPSを頼りに歩くこと30分、登山口に到着する。暗くて視界なし。
その中でトレースを発見、気持ちがほっとした。
そのトレース通りに進むが私のお腹が痛くなり、呼吸のリズムを整えながら進むも我慢できず
6時20分リフト終点で、すっとする(笑)この時後々すごくお世話になるK氏と出会う。
その後、気分良くトレース通りに進むが標高930m立派なブナ林のあたりからトレースが
なく視界10mほどのなかをGPSを頼りに進み、私とK氏で交代にラッセルを行い
なんとか標高1200mしゃくなげ平に9時到着。休憩を取り再度スタート。
ここからが別世界だった…。しゃくなげ平から少し下り稜線へ登るのだが
ラッセルの深さが膝上で急坂を進まなければならないため中嶋さんからピッケルを出し
前の雪を崩し膝で固め進むよう指示が出た!そしてピッケルで前の雪を潰し膝で固めて進むも
慣れないラッセルのなかなか前に進まない。
その時、中嶋さんがラッセルを変わろうかと行ってくれたが、もう少し頑張れると思ったのでまだできますと言って、稜線まで進み、やっと稜線に出た。
稜線上は雪の深さが太もも上ぐらいで視界ほぼなし
ホワイトアウトの状態でさらに吹雪いていたがまだ行けそうだったためGPSを頼りに進むが
私がバテてきたため中嶋さんがラッセルを変わってくれ私と中嶋さんで交代にラッセルしながら前に進み
標高1400m付近でラッセルをしていた中嶋さんが雪庇を踏み抜きそうになった。
この時私は、びっくりし中嶋さんが落ちるのではと思い
中嶋さんに飛びついたが、その時、私の手が少し震えていて、これがアルパインなのかと実感した。
結果的に中嶋さんは一人でも落ちることなかったためホッとして、登ることを再開する。
しかし標高1450m付近、吹雪がさらに強くなり、急坂でホワイトアウトのなか山の形状が見えず、
今日だけで別のところで2度雪崩が起きており、この急坂で雪崩れが起きる可能性もあったため、中嶋さんの判断で撤退することになった。
この時、しゃくなげ平からずっと私たちの後ろで行動していたK氏にも私たちは撤退しますと伝え、K氏も諦め、最後まで行けずに残念そうだった。
その後、自分たちの作ったトレースを快適に下り、12時20分しゃくなげ平に到着
あとは帰るだけだったが越美北線の電車の本数が3時間に一本と少なかったため、
私がK氏に図々しくも、福井までよければ車で送ってもらえないでしょうかとお願いした。
K氏はすごく親切な方だったため下山が終われば一緒に乗せて帰ってくれると言ってくれた!
13時30分リフト終点に到着し14時無事下山する。
下山後、K氏の車に向かうとそこにはレクサスの最新モデルがあり、汚れた靴で中に入るのが、申し訳なかったが、車に乗せてもらい、福井まで乗っけてもらい
福井に15時10分に着きK氏にお礼を言って私たちはお風呂屋に行って飲み屋で飲んで17時44分のサンダーバードで大阪に無事帰った。
文/松原