夏合宿 チンネ左稜線

日付:2013814日(水)

メンバー:森田、小林、迫間

 

お盆の天気予報は、まさかの連日「晴マーク」がズラリ。

 

 

813日(火)に、小林さんと迫間、ベース入り。

馬場島から白萩川徒渉、小窓尾根を越え、池ノ谷へ。

小窓尾根の登りと下りはかなりの急斜面でした(一部、FIXロープあり)。

一般登山者も登っていたので、なかなかマニアックだなと思いました。

 

ベースは剱尾根の二俣部分と聞いていましたが、今年は雪渓が多く残っていたたため、

二俣より1時間くらい下ったところにテント設営。

 

13日の午後1時すぎ、ベースに到着。

松田さん新谷さんパーティは、この日剱尾根に登り、テントに戻ったのは夜の10時頃。

松田さん新谷さんは翌日下山、森田会長小林さん迫間は、チンネ左稜線へ行くことに。

 

 

814日(水)チンネ左稜線 コースタイム

0300 起床

0430 ベース出発

0828 三ノ窓

0955 チンネ取付

1600 終了

1630 池ノ谷ガリー

1706 三ノ窓

2000 池ノ谷ベース

 

雪渓を3時間くらい登り、雪渓がなくなった後はガレ場を登り詰めます。

朝は雪渓が凍っていてツルツルでしたが、6爪アイゼンの使用許可は二俣より。

森田会長は最後までアイゼンなしでした。

 

 

ベースから約4時間で三ノ窓着。(既に疲れました・・)

そこでアイゼンを外し、雪渓をトラバースし、チンネの取付へ。

ちょっとスリリングなトラバースでした。

 

 

前半は小林さんがトップ、後半は迫間トップ、森田会長にはセカンドでフォローしていただきました。

なんと森田会長は登山靴!(小林さんと迫間はクライミングシューズです)

 

 

この日は珍しく、チンネ左稜線に取り付いているパーティが少ないようです。

(取り付いた時間が遅かったというのもあると思うけど)

私たちの後ろには登ってくるパーティはなく、焦らずゆっくり登れました。

 

8Pまでは、小林さんがトップ。

特に難しいところもなく、スムーズに進みましたが、

何度もロープがもつれ、捌くのに時間がかかってしまいました。

もつれるたびに、森田会長に手伝っていただきました・・。

古い支点が多かったので、ルートは明瞭。

 

 ↓6P目 ハイマツまじりのフェース

 

 

 ↓T5手前より、チンネの頭とクレオパトラニードル

 

 

T5からの小ハング越えから、迫間トップ。

ハイライト部分をトップで登らせてもらえて感激です。

ありがとうございました。

登山靴の森田会長は、さすがにちょっと登りにくかったようです。

 

その後は細かいピークが多く、ロープの流れが悪くなり、

細かくピッチを切ってしまったので、時間がかかってしまいました。

16時に終了。

 

池ノ谷側へは懸垂をせずに、クライムダウン。

池ノ谷ガリーは、噂通りガレガレの下りでした。

 

 

三ノ窓からベースまで、約3時間の下り。

暗くなる前に、割れてる雪渓を通過できました。

雪渓の下りは長く、しんどかったです。

森田会長はアイゼンなし。しかも歩くの早いのなんのって!すごいと思いました。

 

 

20時にテント着。

この日にベース入りした中嶋さん小澤さんが待っていてくれて、なんだか安心しました。

 

翌日はレスト日となり、朝8時まで熟睡でした。

 

 

 

感想

滞在中、ガスったりもしましたが、基本的にずっと快晴で感激でした。

とてもいい経験ができたと思います。

ただ、三ノ窓までのアプローチは、正直しんどかった・・。下りも。

ルートファインディングと、終了点の見極め、終了点のセットなど、まだまだ未熟ですので、

もっと経験を積んでいきたいと思います。

 

 

文章/迫間