7/6() 愛知川水系神崎川ツメカリ谷遡行

メンバー 真嶋L、松原、小林、泉(岳友)

 

こう暑い日が続くときはやっぱり沢登り♪。行き先は釈迦ヶ岳南西面にあるツメカリ谷。

ルートとしては、林道沿いから川原に降り、そこから神崎川本流に入渓。しばらく進んで、本流からツメカリ谷に入る。

源流部で南側の尾根を乗っ越し、白滝谷沿いの登山道を下り、神崎川本流に合流。

あとは川を下り、入渓地点に戻る・・・という周遊コース。

(イメージしづらい方はネットで遡行図検索してください。勝手にリンク張ると良くないので、すいません。。。)

沢自体の難易度は高くなくロープも不要なくらいのようだが、ツメカリ源流部から白滝谷への乗っ越しが迷いやすくポイントらしい。

 

6:30JR茨木駅集合。

その後、名神高槻バス停で泉さんをピックアップ。

2時間弱、真嶋カーを走らせ滋賀県方面から御在所に向かい、

鈴鹿キャンプ場の川のたもとで沢装備を準備しているパーティを右手に見るが、それは素通り。

・・・がそこが取り付きへの林道入り口だったらしい。で、早々に戻るが、林道入り口でゲートが締まっている。

案内標示によると、崩落やゴミの放置多発などで、今年の3月からゲートを設置したらしい。

先ほどの準備中のパーティに聞くと、彼らは仙香谷に行くらしい、

ツメカリに行くと言うと、「水はコケで汚い。裏見の滝以降、崩落して遡行出来ない」と言われる。

林道入り口から入行地点まで約4キロを歩かなくてはいけなくなり、その上、この情報・・・。

早速踏んだり蹴ったりだが、今更他のルートも考えられない。

無理せず、行ける所まで行って引き返そうということで、あっさり決着。ゲート前で沢装備にチェンジ。

本来ならば、即、沢に入って、最後も沢経由で戻ってくる予定だったので、

サンダルで来ていた真嶋さんは新品の沢靴で4キロ歩かねばならず・・・、なるべく擦らないように林道を歩き始める。

 

1時間弱で釣り人に向けた看板と沢へ向かう階段を見つけるが、

GPSで設定した取り付き点はまだ先なので、そこを過ぎてさらに上に行く。が、どんどん沢は遠くなる・・・。

で、そもそもGPSの設定が違っていたことに気付き、先ほどの看板へ戻る。

いい汗かいて、すぐにも泳ぎたい!!階段沿いに沢へ降り、右斜面を一度登って堰堤を越える。

そこで、完全沢装備に。体も十分熱せられて準備万端!いつでも泳ぐぞ〜!と、出発するも、最初浸かるのには勇気が要る・・・。

腰以上浸かると、ひゃ〜となるが、ここは明るくて広い沢。気持ちいい〜!!

 

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真嶋さんは、経験少ない松原・小林を先に行かせてくれる。

一つ目の滝、私は右からへつろうと岩を登るが、あとから来る真嶋さんは滝壺まで泳いでいく。

私も羨ましくなって、上からダイブ!!泳ぎに入るも、思ったよりも水流が強くて進まない・・・。

真嶋さんのアドバイスのもと、岩を掴みながら突破。

なるほど〜、全部本気泳ぎしてたら疲れるもんね。

浸かってたら浮力で体は軽いし、岩壁伝いながら、滝へ近付いていく・・・これが沢のコツか〜と、気付く。

ここからも深い滝壺を抱えた滝が続くが、いずれも巻かずに登れるのが素晴らしい!それもロープ要らず!

見所のS字状廊下も白い岩にエメラルドグリーンの水が涼しげ〜。

やっぱり夏は沢登りだな〜♪。

 

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S字状廊下)

 

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(どこから登るかな〜?)

 

自称カナヅチの松原君もライフジャケットあれば何のその!ガンガン泳いで進んでいく。

高巻きの必要も無いので順調に遡行を続け、神崎川本流とツメカリ谷の分かれ道「二股」で昼食(12時)。

 

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(甲羅干し〜♪)

 

ここから左の支流(ツメカリ谷)に入る。若干川幅は狭くなり苔も増えるが、これもまた美しい。

先ほどのパーティに脅された裏見の滝も越えるが、崩落して通れない、ということも無い。

この時点で13時半過ぎ。

このまま進むか同行ルート下降するか、一旦相談するが、皆元気だし、まだ時間的にも余裕がある、

同行ルートはいつでも可能なので、遡行を続ける。

 

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ここからは水流が次第に細くなり、かねてからの核心と見ていた白滝谷への乗っ越しの箇所が近付く。

標高とGPSを気にしながら進むが、リボンと印が乱発する箇所に。

いかにもここで乗っ越せと言わんばかり・・・。

それでも慎重に地図とGPS、磁石、そして地形を確認し、ここで進行方向右側斜面を真南に登ることに。

しばらく枯れ気味な沢沿いを上がるが、行く先々にリボントレースあり。30分ほどで難なく乗越へ。

そこから踏み後に従いしばらく下り、一般道との分岐に出る。

そこから一般道を使い、神崎川との交点まで1時間弱。

途中、親切すぎる新しい看板もあり、懸案だった箇所は難なくクリア。神崎川の川原に出る。

ここからは川をの流れに向けてどんぶらこっこ・・・。

(と言っても全部はそういかないのでちゃんと歩きます・・・が!あえて流されることも度々〜♪)

 

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しばらくすると、昼食を取った二股出合いに合流。

あとは安心してどんぶらこっこ・・・。ということで、ウォータースライダー気分で素直に流されてどんどん下流へ。

御年69歳の泉さんもどんぶらっこしてて、私も嬉しくなる(また行きましょうね〜、泉さん☆)。

・・・楽しい時間もあっという間。17時前に取り付き点へ。

余韻に浸りながら、荷物整理してると・・・、デジカメや財布など貴重品入れてた袋から水がじゃばー・・・。デジカメ完全水没・・・。お札もびちょびちょ・・・。100円ショップのジップロックじゃダメだったか・・・。

まだまだ経験足りないなーと思ってたところで、真嶋Lからゼリーを頂いた!美味しいゼリーに舌鼓・・・。

久しぶりのストレスフリーの山行!まさに「よく遊んだ〜」感。

その後、ひぐらしの声を聞きながら、林道を下山。

車まで戻ったところで泉さんが全員分用意していただいた大福で乾杯(?)。

余韻を残しながら大阪に戻ったのでした・・・。

 

おススメポイント:沢屋ではないので、あくまで個人的感想ですが・・・、

まず、泥壁を登らず、最後は沢下降で終わるのが爽やか!

全体に明るい沢で、滝も巻かずにロープなしで登れるので時間的にもロスなく楽しめる!(=ビレイ待ちで寒くならない)

 初心者にもおススメです!(来年もみんなで行きましょう♪)

 

文章/小林