白馬岳主稜
日程 2015/4/17-19
メンバー 中嶋 小林 椿尾
4/17 曇り
そこそこ山をやっているが、アルパインルートのトップに出てくる白馬岳主稜には行ったことがなく、この夏のアイガーメンバーで一緒に行くことになった。メンバーは中嶋・小林・べたこ・ちびサンボのアイガーメンバー4人と是非行きたいと手を上げた椿尾の合計5人のパーティーである。
6時新大阪駅でレンタカーに中嶋・小林・椿尾・ちびサンボが乗り込む。
12時すぎ白馬駅でべたこと合流し二股の駐車場までまだGW前なのでここから歩きだ。
13時20分出発二股からは歩きだが除雪をしてくれているのでアスファルトの上を歩く快適だ。
でも欲張ってせめて猿倉まで車で行けたらと思ってしまう。強欲な自分。
15時猿倉に到着。ここから山道を白馬尻まで・・・。白馬尻16時20分着。早速、テント場をこしらえて入山の祝いをとビールで乾杯。
金曜日と言うこともありテントは我々だけ。明日は風は強いが天気は良いとの予報に気分も高ぶる。
いつものように山話で盛りあがり20時ごろ就寝。
4/18 晴れ
3時半起床5時出発、稜線は風が強そうだが快晴。気分がいい。
一応パーティーは椿尾・中嶋と小林・べたこ・ちびサンボのパーティーと組んで行った。
テント場からすぐが主稜の末端だしまった雪を踏んで快適に登る6時40分尾根上に登る。
快適な雪稜やリッジが出てくるやはり日本を代表するアルパインルートである登っていて楽しい。
最終ピッチの少し手前の雪稜でお腹が痛くなっていそいでハーネスをはずす。
椿尾は「こんなところでいたすなんて、贅沢ですね!」なんてのんきなことを言っているが、こちらは必死のパッチで無視する。
あ〜すっきり!これで登攀体制万全である。
最終ピッチの手前に10時15分到着。
ちびサンボさん知合いの神戸の4人パーティーに追いつく。彼らは重い荷物を背負っての登攀だ。頭が下がる。
やっぱりアルパインはこうでなくっちゃと思うが、我々の荷物は思いに反して空荷である。トレースもすべてつけて頂いた。ほんとに有難うございました。そうこうしてると今度は小林が急に「お腹がごろごろする。」と言い出した。
小林のお腹ごろごろはう○ちしたいとの合図だ。切れ落ちて場所がないので、なんと椿尾・中嶋のすぐ後ろで用を足すと言う。
こんな近くで用足しをされたのは今まで初めてである。(笑)
気を取り直して中嶋リード途中べたこさんから借りたピッケルを埋めて支点にして椿尾をビレイ。
最後のピッチは椿尾が途中、自家製のスノーバーで支点を取り、ダブルアックスで登って行く。まったく危なげない登攀である。
11時35分白馬岳山頂に着いた。着くと同時に猛烈な風に見舞われた。寒い!寒い中、凍えながら後続の小林パーティーを待つ。
全員山頂で写真撮影をすると早速強い風の中を下山開始。大雪渓を下って約2時間でテント場に着いた。
今日の素晴らしい山行を祝してビールで乾杯。く〜!この瞬間がなんとも言えない。最高!
4/19 晴れ
4時起床し5時半にテント場を出発。6時半に猿倉に8時に二股の駐車場に着いた。
昨年12月に出来たばかりの白馬八方の湯に入り、駅前のソースカツ丼を食って帰路についた。
気の置けない仲間と素晴らしいルートを登れて山登りの良さを実感できた山行でした。
装備
椿尾・中嶋パーティー
ダブルロープ1本、アルパインヌンチャク数本、スノーバー1本、ピッケル3本
トレースがあったので良かったがなければスノーバーは2〜3本、ピッケルは一人2本、スコップ1本必要。
トレースがあれば問題ないですが・・・。
文章/中嶋