山域・ルート:明星山 左岩稜(20171014日〜15日)

メンバー:中嶋 小林 杉橋()

日程:

 1013() 東三国発21:30〜展望駐車場3:30

  1014(展望駐車場6:45登攀開始7:50〜登攀終了12:50〜展望駐車場14:20

  1015() 駐車場6:00〜帰阪14:30

 

アルデに入会して初めての山行は、以前より行きたかった明星山!

集会後の親睦会で参加したいと手をあげたが考えてみると山行まで日がない。。。

新人研修、雪彦山のスケジュールを調整頂いてなんとか参加条件をクリア出来ました。

秋晴れを期待しつつ週末の天気予報を眺めるが、どうにも具合が悪い。

日々変わる天気に悩まされ、最終決定は出発直前の金曜日夕方!ダメもとで行ってみることに。

北陸自動車道の糸魚川ICで降り、148号線経由で小滝川ヒスイ峡展望台へ。

やはり、この天候だと駐車場はガラガラで奥に東京方面からきた1台で、あとは先に出発した椿尾さん&きなこさんパーティーのみでした。

到着した際には、雨は降っておらず翌日の晴天を祈って東屋で仮眠をすることにzzz

翌朝、目覚めてみると霧雨状態で、なんと車が1台増えていた。

聞いてみると他のパーティーは皆フリースピリッツの予定なので、左岩稜は貸切り状態になりそうだ。

と言う事は、椿尾さん&きなこさんパーティーは是が非でも1番に取付かなければ、渋滞必至なので、素早く準備をして小滝川への下降路を降りて行きました。

此方も登攀ルートは南壁なので日が差せば乾きが早いと信じ、登攀準備を始め翡翠の宿(土産屋)の横の細道を小滝川へ向けて下降した。

左岩稜は下降路終了地の目の前にあり、あとは渡渉をして取付きを探すだけなのに、なかなか取付きが見つからない。

右往左往している内に渡渉点から少し上流から渡った所の岩にリングボルト×2を発見!しかし、早朝からの霧雨状態でなんとも滑り易い状態に。

それ以前に下流と明らかに水流が違う対岸への渡渉が核心だ。

いかにも滑りそうな岩に飛び乗り対岸へ。

小林さんは、ドボンのリスクを避け、靴を脱いで確実に渡渉をしていました。

やっとのことで、取付きに到着し登攀開始。

今回は、小林さん&杉橋でリードを任され中嶋さんは終始監視役に徹することになりました。

(噂では鬼軍曹と異名をもつ中嶋さんからいつ怒涛が飛ぶのかドキドキ・ハラハラしながらの登攀でした。)

 

さてピッチの振り分けは、核心のアブミが3ピッチ目なので、クラシック好きの小林さんにお任せして、奇数:小林さん、偶数:杉橋の順序で行くことに!

 1P目(小林L):

見た目にも悪そうな岩質とブッシュ。

さすが、小林さん。

臆することなく残置ハーケンと枝木でランナーをとり、

どんどんロープが延びてビレイ解除の声。

2P目(杉橋L):

凹角を登って行くが登り過ぎてトラバースが面倒な事に。

もっと下でトラバースすれば楽だったのにと気が付いたが、あとの祭り。

少しクライムダウンをして正規ルートへ戻りビレイ解除。

3P目(小林L):

核心アブミルート。

クラシック好きと言うだけあり、掛け替えの速さは常人ではない。レスト無しのスプリンターであっと言う間にビレイ解除。

呆気なく、核心が終わってしまった感じだった。

4P目(杉橋L):

ルート図では25m付近に失神テラスがあると記載されていたが、それらしきテラスがなくそのまま6P目の松の木テラスまで飛ばしてしまった。

(途中でリングボルトがあったが、ルート図の距離とあまりにも相違があり登ってしまった。)

本来なら5P目で小林さんが登攀する予定だったスラブのフリーを登ってしまい申し訳ありませんでした。

ちなみに、このスラブは意外といやらしくフォローの中嶋さんは3回滑っていたほどだ。

5P目(小林L):

本来は6P目のルートが今回の5P目となった。

(松の木テラスから、左稜線のカンテ沿いを登るルート)

当初、松の木テラスまで飛ばしたのに気付かず、ルートを探すのに小林さんに手間をとらせてしまい申し訳ありませんでした。

監視役の中嶋さんのアドバイスもありほどなくしてビレイ解除。

6P目〜大岩上:残置ハーケン等はほとんど無く、枝木や灌木等でランナーをとりながら、ピッチを切っていく。特に難しい登攀はなくルートも明瞭だった。

大岩からの最終ピッチは左カンテか凹角の2ルートがあり、今回は左カンテを登攀した。

大岩上には松の木と広いテラスがあり、下降路へは目印となる西側の尾根に松の木が確認できる。

 

下降路:西側の尾根にある松の木を目指し、赤色、黄色テープを辿っていくと下降路にでる。

暗がりだとテープを見落とす可能性大なので明るいうちに下降する方がいいと思った。

また、下降路も悪路なので落石や滑落に注意が必要だった。

最後に小滝川の配管渡りで下降用に残置ロープがあったが、これは使わずに自分たちのロープを使用した。

参考にルート図を添付します。

文章/杉橋

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