蓬莱峡レスキュートレ (2017/7/23)

メンバー:森田(L)、大内、涼、深美、椿尾、きらら、崎間(記)

◆概要

◆詳細

1. 懸垂下降によるアクセスと確保

1.1 目的

 要救助者(クライマー)が墜落して身動きできない状態を想定(図1)し、救助者(ビレイヤー)が上から回り込んで要救助者とともに懸垂下降する方法を習得する。

<▲図1 想定状況>

1.2 手順

<▲図2 懸垂下降時の制動力を上げるための折返し>

<▲図3 切断するための模擬ロープ>

2. 斜張り(しゃばり)

2.1 目的

 強固な2支点間に斜めに張ったロープに沿って要救助者を下降させる方法を習得する。沢等で有効。

2.2 手順

<▲図4 斜張りのセット状況>

<▲図5 搬送例>

3. 搬送

3.1 目的

 各種搬送方法をおさらいする。

3.2 方法

(1) 背負い搬送

(2) シート搬送

(3) 1/3引揚げシステム

付録 今回使ったロープワーク

◆感想

 練習とはいえ、ロープ(細引きを環付ビナに連結した模擬ロープ)をナイフで切断する、される時は緊張しました。実践したくはありませんが、一度経験しているのとしていないのとでは大きな違いになりますので糧になったと思います。また、状況に応じたレスキューを行うためには、素早く確実なロープワークはもちろん、レスキュー方法の原理を理解し、手持ちの装備と知識でなんとか臨機応変に対応するアレンジ力も大切と感じました。日常的にレスキューに携わるわけではない我々週末クライマーは、すべてのレスキュー手順を完璧に記憶することは難しいからです。

 それにしても、森田会長のスムーズで落ち着いたロープワークにほれぼれしてしまいました。どうもありがとうございました。

文章:崎間 (2017/7/27)