雪彦山 地蔵岳東稜・地蔵岳正面壁右カンテ (2017/9/9)

メンバー:崎間(L、記)、椿尾、平山、清水

◆概要

◆詳細

9/9(土) 晴れ

 @平山さん・崎間、A椿尾さん・清水さんの2パーティーで登る。同ルートを登るので、@パーティーが15分程先に賀野神社を出発すると、以降、良い感じに登れた。

 まずは地蔵岳東稜。平山さんは初のマルチピッチなので、全ピッチをフォローで登って頂く。清水さんも同様。2p目、ぼくは右に行き過ぎ、ホールドに乏しい感じがして、怖くてA0してしまった。入門ルートとはいえ侮れない…(自分が弱いだけだけど)。4p目のチムニー状は一手ハンドジャムが効いた。最終の6p目は高度感が心地良かった。平山さんは全ピッチをサクサクと登ってきて、2時間半程で東稜終了。静かな山頂で播州の山並みを眺めながら休憩していると、なんとも言えない幸せを感じる。

<▲地蔵岳東稜2p目>

<▲地蔵岳山頂>

 つぎに地蔵岳正面壁右カンテ。登山道を下り、途中踏み跡に入り向かって右の谷を渡り、Fixロープ沿いに正面壁を下って取付き。右カンテの1p目は「上昇気流1p目の下部」と同じ。ハンガーボルトが頼もしいが逆層なので見た目より悪い。体感5.10a。上部はトラバースして右上する。40m程ロープを伸ばすとハンガーボルト2本のビレイ支点に着く。が、平山さんがなかなか上がって来ない(後で聞くと、下部の3ピン目付近で苦戦していた模様)。後続の椿尾さんがA0用にヌンチャクを伸ばす等で対応してくれたから良かったものの、ぼくと平山さん2人だけだったら、ビレイ支点から下部が見えないこのルートでは進退窮まっていたかもしれない。その場合はセカンドをロワーダウンさせて、トップが懸垂下降で回収、となっただろう。2p目は簡単だが支点少なく緊張。上昇気流の核心部がすぐ左に見える。3p目をほどほどに登り灌木でビレイ。そこから踏み跡を辿って歩いて地蔵岳山頂へ。

<▲右カンテ1p目>

<▲右カンテ1p目終了点>

<▲地蔵岳正面壁を見上げる>

 後続の清水さんは最終ピッチをリードし、山頂まで重そうにロープを引いてきた。セカンドビレイもきっちりこなし、山頂で全員集合。

◆備忘録

文章:崎間(2017/9/11)