八ヶ岳 裏同心ルンゼ、大同心大滝
期間 | 2018年12月22日〜24日 |
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メンバー | 小林、今岡、ゆかちゃん、船戸 |
カテゴリ | アイス |
ルート | 裏同心ルンゼ、大同心大滝 |
行程 |
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詳細
1日目:
諏訪湖SAで仮眠後、美濃戸までXトレイルで難なく入る。例年よりうんと雪は少ないが、微妙な凍り具合なのか、品川ナンバーのジムニーは難儀してた。美濃戸口から美濃戸までの1時間のツルツル林道歩きがじわじわしんどいのだが、最近、いい車を持っている会員が増えて嬉しい限り。
7:40美濃戸発、10:00前に赤岳鉱泉着。雪が少なくてスコップ要らないくらい。テント設営後、裏同心ルンゼ偵察。大同心稜の看板を過ぎて10分ほどで出てくる開けた最初の沢からロープをくぐってトレースを辿る。30分ほどでF1。(ジョウゴ沢へは次のルンゼから入るとのこと。看板あり。)氷結状態が心配だったが、普通に登れそう。戻る途中、今日のうちに登る3パーティにすれ違った。12:15、行者ベースの中嶋Pと中山乗越で合流。12時くらいとざっくりの待ち合わせだったが、ぴったり同じ時間に着いてびっくり。中山乗越から赤岳鉱泉側に下った急斜面で雪訓の予定が、膝下くらいまでしか雪がなく、スノーバー、ピッケルは当然埋まらず、デッドマンも土嚢袋も効かない。結局「こうなるはず」ということしか伝えられず、実感してもらえなかったので残念だった。
晩は、夕食食べながら、明日あさっての行動を相談。裏同心は登れそうだが、ジョウゴ沢はどうか…。ゆかちゃん特製の山椒とショウガの効いた鶏鍋の他、今岡さんお薦めの「いぶりがっこ+チーズ」やオリーブのおつまみやらでテンション上がり、大蔵大臣(船戸さん)の財布の紐も緩み、小屋で購入した五一ワインとウィスキーを両手に抱えて帰ってきた。そんなこんなで、行動案も二転三転し、就寝…。
2日目:
ひとまず起きてから、結局今日はどこ行くんだっけか?の確認から始めるダメリーダー(私)。そうそう、裏同心ルンゼでその後、大同心大滝でしたね。6:50赤岳鉱泉発、裏同心ルンゼF1に着くと10人ほどの人だかりでテンション下がったが、何本か取れるのでそれほど待たずにクライムオン!
今回は登ったことないメンバーで組もうということで、男の子チーム(今岡、船戸)、女の子チーム(ゆかちゃん、小林)で組む。1P目は小林リード。初アイスリードなので、左の簡単なところを登った。登りきると奥にF2、10m3段がどーんと見えた。椿尾さんの言葉で触発され、先週リードデビューしたゆかちゃんがリードで登る。50mロープでぎりぎり上まで届いた。
F3は10mほど、小林リード。F4はナメなのでフリーで。F5は15mほど。右は薄いようで、みんな左を登った。ゆかちゃんがリードを譲ってくれた!怖いので人よりスクリュー多く打つ…。
F5上でロープをほどいて、後はルンゼを詰めて大同心基部を回り込んで大同心稜へ。ここまで上がると風が強い。石尊稜を登っているメンバーは冬山のアルパインを満喫してるだろうな。2年前に敗退した大同心雲稜ルートを恨めしく見ながら(リベンジしたるねん)、基部を回り込み、大同心稜へ。そこから下る。ほぼ一般道にぶち当たるくらいで左にトレース有り。このトレースを辿って、大同心大滝へ。30分ほど歩いて、まだかなーと思っていると、視界がボワーっと開けて、目の前にドーンと滝が見えた。2段に分かれていて、トポ上は全部で60mとのこと。50mダブルを腰に付けた状態で、60mシングルで今岡さんに登ってもらい、50mで足りれば、二本を繋いでトップロープしてもらうことに。遠目からは凍っているようだったが、2段目の半分くらいから上はしゃばしゃばだそうで、そこにあった右岸側の支点で切ってロープをセット。それぞれTRで登ってから下山。
赤岳鉱泉に戻ると、藤本さんの動画を見ていた方から声を掛けられてびっくり。加えて、同じ会の杉橋さん他、山歩渓や蛍雪、神戸労山の方々と知り合いばかりに会う。考えることはみんな一緒ですね…。その晩は、マムートナイトというイベントが20時から開催されるとのこと(参加費無料、テント泊の人も参加可能)。早めに入って、小屋で温まる。そのクイズ大会で私は姑息な手を使いニット帽、ゆかちゃんはカレンダーをゲットした。その後もどさくさに紛れて小屋で飲んでいたが、22時頃完全消灯されて、さすがに撤収…。
3日目:
3日目は藤本さんの動画を見ていた方も交えてアイスキャンディで遊ぶ(その方からは昨晩ワイン1本頂きました)。アイスキャンディは1回1000円、1シーズン券4000円。9.5mm以上のシングルロープ、落氷除けのサングラスorゴーグルorバイザー必要。まだ全面オープンしてなかったけど、気が付けば昼前。テント撤収して、いつものもみの湯に寄って、帰阪しました。
文章:小林