2008年3月1日 大峰山 地獄谷 アイスクライミング
メンバー/辰己L、津山、野木(岳友) 



<雪ときどき晴れ> 早朝6時半に梅田中央郵便局前に集合して津山号にて向かう。ラーメン屋向かい駐車スペースに到着したと同時に大雪が降る8:30。さてと...うん??ザック横に立てかけておいたプラブーツを玄関に置き忘れてきたことに気付く。ガーン。津山も手頃な雪山ハイクを勧めてくれるが、前回通った感じではトレースもFIXロープのあたり(前回シュルンドにはまった地点の近く)までしっかりついていたので、アイスは諦めるつもりで同行の野木さんの運動靴をお借りして今回の第1目的であるピラニアの回収に向かう8:45。シュルンドを避ける形で左に大きく巻くトレースがある場所で身(!)慣れた穴ぼこを見つける10:15。前回に比べると岩沿いの雪が融けて下部が回廊状になっている。ザイルを張って偵察に行こうと話していたところで早くも野木さんが回廊状を雪を削って進みピラニアを発見回収してくれた。何とか事なきを得たが前回の内部の状況を考えるとやはりザイルを張っておく方が安全だったなぁと後々で反省する。
あまりにもすんなりと回収に成功したので3人で祝いのクッキーを食べてからシェークスピア氷柱群を見にいくことに。ここでアイゼンを装着し運動靴+アイゼン(ロープシュリンンゲ補強)が案外使えることに気がつく。到着すると松本塾でお目にかかったことのある方が多くいてハムレットに池野さん、リア王に宮本さん川端さん他5人、アウトサイダーに京都からの4人組パーティーが取り付いていた。とりあえず登りを観察していると宮本さんがトップロープ(TR)を張ってくれることになりありがたくその恩恵にあずかる。今回アイス初めての津山は初めの1本目に苦しみ宮本氏直々のボルダリング個人レッスンを受ける。2回目にトライした時には腕の振りも良くなり、10cm距離で蹴って足場を作るチョン×3戦法を教わって何とか終了点まで登りきることができた。ロワーダウンした際にはギャラリーからおめでとうと拍手が起こる。やっぱり5級はしょっぱくてテンションかけつつ登りきる連続だった。如何せん足を蹴りこむと前留めの真ん中に靴が滑り込み爪がきかないので尚更に苦しむが、靴のせいにするのも不甲斐ないので取り敢えず登ることに徹する。宮本氏がリア王フリーソロで登っている頃各自3-4本をこなし本日は終了。前回お世話になった"かもきみの湯"にて癒され帰宅の途につく。

文章/辰己